12月の頭にイタリアに遊びに行ってきました。旅行記(というか食べ物日記)をつらつらと書いていたらいつのまにか2ヶ月もたってしまいました・・・
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働き始めてから初めてとった金曜のお休み。
2 泊3日でイタリアのFlorenceへ出かけてきました。Florenceという街の響きと食い倒れという言葉の汚さのミスマッチがなんともいえないですね。
(ちなみに、フィレンツェのことをイギリスの人はFlorenceと呼びます。こないだまで両者は異なる街だと勘違いしていて、いろんな人に笑われました。)
オフシーズンですが、美術館も教会も長蛇の列。
事前にチケットを買って予約しなかった自分を恨めしく思いつつ、事前予約してまで行きたいと思っていたわけでもないなと思い直し、街歩きと食に専念しました。
(旅行にでかけると、美術館や博物館に出かけるよりも街を歩いてカフェを探したり建物を見たりするほうが好きです。教養のなさのせいかもしれませんが、絵画や彫刻を見たりするよりも現地の人と話したり、広場に座って人を眺めたり、食べ物を食べたりするほうが性にあっているみたいです。)
Florenceはルネサンス中心の地とあって、街中が隅から隅まで美しかったです。
建物や壁画の彩りもなんだかあたたかくて、ぽけーっと幸せな気持ちになれるような場所でした。
観光
街を散策した中で一番心に残ったのは宝石店が並ぶ橋です。

決して手の届かないようなお値段の宝石が橋の左右にあるショーケースにならんでいて、非現実的な光景だったのですが、橋を外から眺めると古くてあたたかい建物が小さな橋の上に密集していて、ジブリの映画の中にいるみたいでした。
また、教会や建物の外壁の色づかいがとても印象的でした。なんというか、優しい色なんです!
この淡いピンクと濃い緑の組み合わせとか、いい例かななんて思います。

街はクリスマス一色で、どこの道もイルミネーションがいっぱい。
食
調べに調べ上げて決めた5つのレストランに行きました。どこもとてもおいしかったです。
このレストランはステーキで知られているらしいのですが、平日の3時(閉店間際)に行ったにも関わらず現地の人や旅行客にまぎれて30分待ちました。

パスタやパニーニももちろんおいしいのですが、Florenceはなんといってもステーキが有名です。骨付きのお肉を1kg単位でグリルで焼いてお客さんにだします。
焼きあがったお肉にオリーブオイルをかけて、お客さんはレモンをお好みで絞って食べます。
外側はカリカリですが、中は火がかろうじて通ったくらいのレア。噛んだ瞬間お肉のおいしさが口の中に広がります。感動のお肉でした。
牛肉に関して、日本と欧米には面白い違いがあると思っています。
日本人は綺麗にサシの入ったお肉、脂身の甘さを好み、肉臭さを嫌います。
一方欧米人は概して脂身に注目することはなく、赤味を楽しみ、日本人が思う「肉臭さ」を肉らしさとして楽しみます。
サシ最高!やわらかいお肉大好き!な私は、欧米の高級ステーキレストランに行って舌でとろけるような究極においしい牛肉に出会えたことはありません。
こういった観点で評価すると、Florenceのステーキはその中間点に位置するようなステーキでした。
脂身は甘くて味わい深く、お肉に肉くささはないのですが、触感はとても肉らしくて硬さ・歯ごたえがありました。レモンとオリーブオイルだけでおいしく食べれるだけの味がお肉にある一方、臭くもない、といった感じです。
ごちゃごちゃ書いてしまいましたが、いかんせん非常に美味しかったです!
All’Antico Vinaio
こちらのパニーニ屋さんでは、現地の人と旅行客に混じって20分並びました。
新鮮な材料と目の前でカットされるお肉。次々と焼きあがるパニーニのパン。並ぶだけの価値のある美味しいパニーニでした。
私が頼んだのはチーズとハムときのこのソテーのパニーニでしたが、とても一人では食べきれないサイズです。
Il Palagio
高級レストラン部門ではFour Seasonsに入っているこちらのお店。今までの人生で食べた中で間違いなく一番美味しいパスタを食べました。(五右衛門のパスタはパスタ番外編部門での一番美味しいパスタですが、正統派のパスタの中ではここが一番です!)
完璧なやわらかさのパスタに、口に入れると海の味がして潮の匂いがするパスタソース。ぷりぷりの魚。なにもかもとりあえず泣きそうになるくらい美味しかったです。お皿を舐めたろかと思いましたが、決死の思いで踏みとどまりました。
Le Fonticine
お手ごろ現地料理では、イタリア人の友達に教えてもらったこちらのお店。
Tuscan地域ではイノシシ肉も有名らしいですが、イノシシ肉を贅沢に使ったパスタソースはとても美味しかったです。牛肉や豚肉とは違う味わいがあって、まぁ勝手なイメージでしょうが野生の味というか、荒々しさの残る味で、けど肉臭くなくて。
Zaza
観光客向けレストランではZaza 。ド・観光客向けの立地、客層、雰囲気にも関わらず、食べたものはすべて美味しかったです。心に残ったのは、ブルスケッタ。日本でも人気のブルスケッタですが、ひとつひとつの材料の質が良いと、シンプルなものがこんなに美味しくなれるのかと改めて驚かされました。
イタリアのトマトが日本のトマトより美味しいかと訊かれるとそうでもないかなと思うのですが、おそらくブルスケッタにおける味の違いはオリーブオイルです。オリーブオイルってこんなに食材の味をさらりと引き立てるのか、とびっくりしました。
加えてセントラルマーケットでの食べ歩きなど、本当に美味しくなかったものが何もない旅行でした。
食べることしかしてないんじゃないかと思われるかと思いますが、そのとおりです。食べて食べて食べた旅行でした。(そしてそれを恥じる気持ちは全くありません。)
