ロンドン金融転職活動事情

ロンドンの投資銀行業界では、アナリストは2年弱を過ぎたあたりから辞めていくのが普通です。私の同期は、2年を過ぎた時点で60人中23人が辞めています。
原因はいろいろあるのですが、私の周りではやはり過酷な勤務環境、同じことの繰り返しのような毎日に嫌気がさして、次のステップアップ先を探しだすケースが多いのかなと思います。

私の場合は、いつか日本と世界の架け橋に!なんてくっさいことを考えていたので、1年半たったあたりから今後どうしたいのかな、なんて考えだしました。
ロンドンの投資銀行部門は、インターナショナルな環境とはいえ、結局ヨーロッパのお客さんを相手に仕事をするので、営業をするようになるシニアバンカーとしてうまくいくためには、やっぱりヨーロッパのバックグラウンドがあったほうがやりやすいのではと日々感じていました。
また、上のレベルでは社内政治もトップがどこの出身かによって残念ながらかなり影響されるみたいです。
そんな中でこの先やっていくには、日本人ということを忘れて、ヨーロッパのバンカーとしてやっていかなきゃいけないのかななんて考えていた矢先に、今回のファンドのポジションがありました。
日本に関連することを将来できるかもしれないポジションであるということ、急成長している分野のマーケットであるということ、面接で会った人たちがみんなやさしくて素敵な人たちだったことなどを踏まえて、転職を決めました。

転職活動は、自分の仕事と両立するのがとても大変でした。面接にこっそり抜け出し、面接が終わったらトイレで普段の仕事着に着替え、そんな中でも毎日の仕事は怠らずにこなし…
転職を考え始めてから実際に重い腰をあげて行動に起こすのは、とてもエネルギーがいりました。

私は、先輩の理解もあって隠したりとかにあまり苦労しなかったのですが、友達はもうあまりにもどうでもよくなってあからさまに転職活動していたりします。

ちなみに、ロンドンの投資銀行業界では、2年のアナリスト生活の後はPEファンドに行くのが一般的です。私の同期たちもほとんどはPEファンドに行っています。
加えて、最近はスタートアップに行く人たちも増えてきました。時代の変化だねーなんて上司は言っていました。銀行って、年功序列とかルールとか社内政治とか旧態依然とか、もはやいわゆる「会社!」って感じのところなのかなと思うので、スタートアップに惹かれる気持ちもとてもわかります。